この記事では、通訳案内士試験二次面接の
勉強方法についてお伝えします。
初めての妊娠・出産・育児を経験する中で
一次試験は9ヶ月・二次試験は約1年間の独学で
一発合格することができた勉強方法をお伝えします。
1、 使用したサイトや参考書
ハロー通訳アカデミーの教材と
主にこの三冊を使いました。
全国通訳案内士試験「英語一次・二次」直前対策 (<cdーrom>)</cdーrom>
2,808円
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英語で説明する日本の観光名所100選 改訂第2版
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英語で説明する日本の文化 ([CD+テキスト])
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2、 実際の学習の手順
実際私が行った学習の手順とスケジュールをご紹介します。
約1年前~
プレゼンの原稿を作る。
約10か月前~
2、別に購入したテキストに載っているテーマに対して
プレゼンの原稿を作る。
約6ヶ月前~
3、テーマに対してどんなことを話すのか、整理して覚えると同時に
文章を何度も音読してスラスラ言えるようにする。
また、同時に通訳問題への対応として、シャドーイングなどの
トレーニングを行う。
約3ヶ月前~
(一次試験終了後)
4、テキストに掲載されていないもの(過去問や最近の流行りのキーワードなど)
に関してプレゼン問題を作って音読練習をする。
このようなスケジュールで、試験直前は
とにかく暇があれば口を動かして、
スラスラ言えるように練習していました。
3、 通訳ガイド試験二次面接試験に合格するための学習のコツ
ガイド試験合格のために私自身が意識していた
4つのポイントをお伝えします。
面接官があなたがガイドとしてやっていくことができるのか?
それを確認するのが通訳ガイドの面接。
だから受験生ではなく、プロのガイドとして面接を受ける必要があります。
この試験に合格したら、あなたはもう正式にプロの通訳ガイドなのです。
そこで大切なポイントは2つ。
1、身だしなみや服装、基本的なマナーに気を付ける。
かっちりした服、スーツやジャケットを着用する。
また面接中は笑顔でハキハキ答える、など
基本的なマナーに気を配る。
2、ガイドの私たちにしかできない情報を提供すること。
ガイドの私たちがいる意味というのは、
ガイドブックに書いているような、調べれば分かるような
知識を伝えることではなく、プラスアルファの情報、
例えば
私たち日本人が当たり前にしている日常とか、
少し手間をかけて調べた情報を伝えてあげること。
つまり、面接でもそんな情報を伝えることができれば
あなたにしかできない、
「お、この人は何か違うぞ!」
そう思ってもらえてインパクトを与えることができます。
丸暗記したものは必ず丸ごと忘れます。
特に面接の場となると、緊張して余計に忘れやすくなります。
それを避けるために、プレゼン問題の丸暗記は避けるべきです。
覚えるべきは、1つ1つの文章ではなく、
「概要」と「段取り」
例えば、「神社」というテーマが出たとしたら、
丸覚えしたその説明の文章を思い出すのではなく、
和食と言うテーマなら「神道」と「鳥居」
について言おう、という概要を考えます。
そして、それをこの順番で言う、という段取りを決めておくのです。
そしてそれをそれぞれの引き出しにあらかじめしまっておく。
そんなイメージです。
一回一回のプレゼンではその引き出しをあけて、
ネタを使っていく。
もし「神道」というテーマが出たら、
「神社」というテーマの時と同じ引き出しのネタが使えるのです。
もちろん、引き出しのテーマについては
自分で文章を考えて用意しておく必要があります。
その時も丸暗記するのではなく、言う内容をポイントポイントで
抑えるようにしておくと、記憶に定着しやすいです。
最後に、前回の一次試験勉強方法でもお伝えしましたが、
学習の勉強方法を掴むこと
そして
スケジュールを決めること
これが非常に重要です。
何となくテキストを読み始める、
問題を解き始めるのではなく、
全体像を把握して、段取りを決める。
こんな学習方法を行っていきましょう。
4、 通訳ガイド試験を受けてみて今感じること
1年間かけて子育てしながら勉強し、取得することができたガイド試験ですが、
今思うのは、本当に挑戦して良かった!ということです。
ガイドのお仕事ができるようになったということはもちろんですが、
それ以上に
「日本のことをより知ることができた」
この喜びが大きいです。
それまでの私は、英語のスキルばかり上げようとしていて、
英語の学習ばかりだったんですよね。
でも実際に外国の方と会話をして、日本のことを聞かれても、答えられない。
その結果、会話が続かない…そんな経験をたくさんしてきました。
真の国際人は、自分の国の事を語ることが出来る人
自分の国の事を知ることが、海外の方と交流したり、会話をするために
必要なことだと改めて感じました。そして英語で日本のことを発信出来るように
なったことを何よりも嬉しいと今感じています。
自分の国の事を実はあまり知らない。
こんな人って多いと思いますし、日本人として知っておくべきことが学ぶことができる、
この全国通訳案内士試験ってどんな方にとっても必要なことなのでは?と感じました。
そして、この二次試験の学習を通して、自分の英会話力も向上させることができました。
さらに資格を取得すれば、日本にいながら英語を使ってお仕事ができますよね。
英語力をお仕事で使いながら上達させ、かつ自分の英語を誰かのために活かすことができる。
そんな素敵な未来を是非あなたも掴んで頂きたいと思っています。