今日で東日本大震災から
10年ですね
10年前だなんて、なんか信じられない
気持ちです。
私はその時、銀行員として働いていて、
香川県の会社のテレビで
津波が何もかも
飲み込んでいく様子を
唖然として見ていたのを覚えています。
そして寄付だけで、
他に何もできなかった
自分の無力さを
感じたのを覚えています。
今でも震災のニュースを見ると
心が張り裂けそうになります。
実は私自身、起業してから、
「震災がきっかけで
起業した」
という方にたくさん
出会ってきました。
震災をきっかけに
自分の人生を見直して
仕事をやめた。
という方が多いんだということに
自分が起業して知りました。
そして、今回のコロナでも、
コロナをきっかけに起業した。
生き方、働き方が変わった、
そんな方をたくさん見てきて、
実際に英語起業塾に入られて
ビジネスを学び始めた方の中にも
「コロナがきっかけで」
という方が何人もいらっしゃいます。
コロナも震災も、
私たちの価値観を大きく変えたと
思うのですが、
自分の価値観が変わる時って、
私は
「死」を意識した時だと
思うのです。
震災でも、今まで一緒にいた人が
いきなり流されていなくなった。
コロナも、いつ感染するか分からない、
感染したら命を落とすかもしれない、
そうやって「死」を
身近に感じた時、私たちは
「人生で一番大切なものって
何なんだろう?」
「何のために生きてるんだろう?」
そんな疑問にぶち当たるのでは
ないでしょうか?
そこで、
「本当に自分の
好きなことをしたい」
「自分の大切な人との
時間を大切にしたい」
そうやって起業する人が
多いのかもしれません。
私自身、震災ももちろんですが、
震災の3年後、東京の職場で
上司に背負い投げをされて
大怪我し、頸椎を捻挫して
全治1年。
もし少しでも打った場所が
ズレていたら
今歩けていないかもしれない、
そんな大怪我を経験したことや、
行方不明になって亡くなった
祖父の死から、
起業する前に
「死」を意識することが
増えたんです。
今でも怖くなるのが、
背負い投げされて
大怪我をした2週間後。
私、突然喋れなく
なったんです。
理由は頸椎の影響で
顎関節症が悪化して、
口が開かなくなったから。
しばらくご飯が食べられなくて、
話せなくて、
その時思ったんです。
このまま良くならなくて
うまく話せなくなったら
どうしよう。
自分の気持ちを
伝えられないことに
恐怖を感じました。
同時に思いました。
明日もし、
自分の人生が終わるとしたら
今日何をするだろう?
その時真っ先に思ったのが、
大切な人に感謝を伝えたい。
そして
後悔なく自分の
やりたいことをやり切っていたい。
だからこそ、毎日家族には
ありがとう、と
伝えるようにしていたり、
会いたい人には会いにいったり、
やりたいと思ったら挑戦したり、
そんな生き方をするようになりました。
特に起業してから思います。
何かやりたいと思ったこと、
伝えたいと思ったことを
やらない、言わない方が
怖いって。
だって、明日も生きていること
の方が奇跡。
家族や自分の周りにいる方たちが
みんな元気にいることの方が
奇跡だと思うからです。
そんな毎日に感謝する。
そして自分の役割を全うすることが
今私たちができる追悼だと感じます。
あなたも是非今日は
自分自身の生き方を
考えてみてください。
もし明日人生が終わるとしたら、
あなたは後悔しませんか?
今日1日を生き切りましたか?
大切な人にあなたの気持ちを
伝えましたか?
私も今日は改めて
主人や子供たちに
感謝を伝えたいと思います。