本日、4月14日に事業を法人化し、
株式会社ENTELASを設立しました。
実は、7年前の4月に私が起業するきっかけになった事件が起こります。
2014年4月8日。大怪我をした、背負い投げ事件。
当時私は金融機関で営業職として働いていました。法人営業が大好きで、天職だ!一生続けたいって思っていた大好きな仕事でした。
そんな勤めていた会社の歓送迎会で、酔っぱらった先輩に背負い投げされて頭を床で強打。頸椎を捻挫し、全治1年の重症。
その時、東京で働いていたのですが、1人で生活ができなくなって、
ちょうど7年前の4月14日は私の実家がある香川県に戻ってきた日。
投げ飛ばされた時は私自身も、誰もこんなに重傷だとは思ってなくて、
しかもその場にいた人のほとんどが皆酔っ払っていて、
私が怪我をしたことさえ覚えていないような状況で、
1人で泣きながら必死に家まで歩いて帰った、あの時の言葉にできないあの気持ちは今でも忘れられないし、思い出しただけで泣きそうになります。
その後、夜中に怪我の影響で突然高熱が出て、同じマンションに住んでいた先輩に来てもらって病院に連れて行ってもらって…本当にこれからどうなるんだろう…と不安で仕方がなかった。
その後、婚約者だった今の主人に途中まで迎えにきてもらい、香川県に戻ってきた翌日。首が動かなくなって、寝たきりになりました。
しかもそれがよりによって自分の結婚式の3ヶ月前の出来事。
結婚式を延期する?と悩んでいる時に、首の怪我で顎にまで影響が出て突然口が開かくなって、話せない、ご飯が食べれなくなって、
そんな時上司から
「営業職を辞めて、事務職になってゆっくり仕事したらいいじゃん。結婚もしたし」
と言われた時、決意したことがあります。
会社を辞めること。そして、
「英語を使って仕事をする!!」
コロナと一緒で、大変化の時って本質が見えるんですよね。
結局この辛い時、支えてくれたのは毎日一緒に飲み歩いていた上司や先輩じゃなくて、
「家族」だった。
誰を大切にすべきか、そのために、どんな働き方をすべきか、その時に痛感したんです。
転勤族の主人がどこに転勤しても一緒についていけて、続けられる働き方をする。そして、それを大好きな「英語」で実現させる。
「自分の住む場所に、自分で仕事を作る」
「もう誰にも自分の人生の舵を握らせたくない」
これを決意して退職し、そこから私の新たな戦いが始まりました。
結婚して突然の無職に。
旦那さんが働いているからいいやん!という考えは持ちたくなかった。
結婚しても、自立していたかったし、キャリアを築き続けたかった。
首を怪我して新婚旅行にも行けなかったこともあり、背負い投げの悔しさのあまり、通訳学校に通って必死に英語を勉強。
そこで出会った友人に紹介してもらい、大手英会話学校の講師の仕事に応募し、採用されることが決まり念願の英会話講師に。
その間に資格も取得し、2ヶ月で英検1級とTOEIC940点。英語唯一の国家資格である全国通訳案内士資格を取得。
ところが、英会話学校の講師になったタイミングで主人の転勤が決まり、また長女を妊娠していることが分かり、1年で英会話学校を退職。
地方香川県に引っ越し、長女を出産。地方でワンオペ育児の毎日が始まりました。
そこからは苦悩の連続。ワンオペ育児をしながらこの地方でどうやって英語を使って仕事をしていこうか、と悩む毎日を送りました。
近くのカフェで英語を教えてみたり、苦労してとった通訳ガイドの資格を生かしてガイドのお仕事をしたり、また翻訳の仕事をいただいたり、長女が6ヶ月の頃から仕事を少しずつ始めたものの、
単価が低く、また仕事はたまにしかなかったこともあって
月の収入は約1万円。
友人とか前の会社の上司に会って、「何の仕事してるの?」と聞かれるのが嫌だった。
ちゃんと仕事をしてるって言いたい。もっとバリバリ働きたい。地方にいて、子供が小さくて、そんな状況で、英語を使って仕事をするって難しいんだろうか?
やっぱりどこかの会社に就職した方がいいのかも、と何度もgoogleで「英語 香川県 仕事」と検索しても、やりたい仕事は見つからない。その間は専業主婦として
その後、次女を妊娠し、完全に専業主婦に。自分の未来が見出せず辛い日々を送っていました。
そんなとき、転機が訪れます。
ある方のブログを見つけ「オンラインで仕事をする」という働き方を知ります。
オンラインを使って英語を教えることなら、今の私でもできる!と次女妊娠8ヶ月の頃にコーチングとビジネスを学び始め、出産の1ヶ月前からオンラインの英語コーチとして起業。
起業してから毎日書いていたブログを読んで、英語コーチングを受けてみたい!と来てくださる方が増え、少しずつお客様が増えていきました。
初月で30万円を売り上げることができ、そこから一度も今まで途切れることなくお客様が常に3〜4人いる状態から、1年後には10人程度のお客様がいる状態を作ることができるようになりました。
そんな私の様子を見て、自分もオンラインで英語を教えたい!というお声をいただき、そこから英語を教えたい方にオンラインの集客方法を教える「英語起業塾」を立ち上げました。
こうして、自分が会社を退職する当初に掲げた目標、
「誰にも舵を握られずに、好きな場所で、好きな時間に英語の仕事をする」
というのは叶った訳なのですが、実はこれが叶うよりも、もっと自分が求めていたことがあると、気がついたんです。
私が求めていたことって、物理的な自由さ、よりも、
「人との繋がり」だったということに。
英語で仕事をすることも、起業することも、手段でしかなくて、結局私は自分と同じ価値観を持つ人、同じ志を持つ人と繋がって一緒に話したり、仕事をしたり、それが好きなんだって。
7年前から私はずっと孤独でした。同じように子供がいて、地方でどうやって働いたらいいか分からなかった。一番辛かったのは、その気持ちを共有できる人が周りにいなかったということ。
そして英語が好きで、英語を使って何かしたい、自分で何かを始めたいと思っている人、自分と同じような境遇で、同じ志を持つ人と繋がりたいってずっと思っていました。
そんな気持ちをずっと押し殺して子育てをしていた時って本当に辛かった。
でも、オンラインでそんな自分の気持ちを発信し始めたら、仲間ができた。
今の英語起業塾ができて、自分と同じ想いを持つ方とオンラインを通して繋がることができた。
その時に思ったんです。私が欲しかったのってこの人との繋がりだったんだって。
たくさんのご縁をいただき、繋がれたことで私の人生は前に進むことができた。
人生で一番大切なことって、「誰と出会うか」これだと確信しました。
たくさんの方のおかげでそして、今がある。だから今度は私がそんな場所を作っていきたい。
そんな思いから、株式会社ENTELASを設立しました。
EN は Englishと人とのご縁(EN)
TELAS は みんなが集えるテラスのような場所を作っていきたい!という想いと、私が前を走って新しい道を切り開いて、みんなの前を明るく照らす存在でいたい。
そんな気持ちを込めました。
私が仕事をする目的は、「素敵な人と出会うため」
英語が好きで、自分の力で人生を切り開いていきたい!自分のスキルを生かして働きたい!そして誰かの役に立ちたい!
そう思っている方と出会い、一緒に何かを作り上げて社会に還元していきたい。そして、自分たち自身も充実した毎日を送る。そんな良い循環を作っていきます。
私自身もそうですが、ライフスタイルの変化で自分が思うように働けない経験をしている女性ってたくさんいると思うんです。
でもどんな状況でも、それって変えられる。私自身がそれを体現しながら皆の道を切り開くお手伝いをしていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。